企画ノートを進めていくうえで企画の作り方というものをまとめていきたい
前回の企画ノートがふがいなさ過ぎたので・・・うん、頑張る
企画の進め方・考え方を作っていくうえでもとにしていくのは
社長のノートにでてくる「企画書はA4の紙1枚で!それ以上はムダなこと」から引用していく
社長のノート
そこにいい企画書の6つの要素がまとめられている
◆いい企画書の6つの要素
①問題点の提示
②問題についての情報分析
③最重要の問題点の提示
④問題解決のための目標の設定
⑤目標を達成するための戦略
⑥戦略を遂行するための具体的な行動
①問題点の提示
これは読んで字のごとく、現行あらわれてる問題点を列挙していく段階になります
企画書という形ではある程度絞っているとは思いますが企画を作る段階では制限がないため
大小さまざま、ちょっとした・くだらない・些細な問題点まで上げれるだけ上げていきましょう
ここで使うツール?考え方はブレーンストーミング(以下BS)です
BSで最も重要なのは「自己検閲しない」です
とにかく思いついたら出してしまいましょう
こういった問題点というのはひっくり返すと企画を欲している側の「ニーズ」ととらえることができると思います
なので実際の企業なんかだとクレームなんかを情報として集めるのもいいかもしれません
②問題についての情報分析
ここでは①で上げた問題点の分析を行い③につなげていきます
ただ自分の中でもここのやり方が2つに分かれているので今回は両方上げておきます
1つ目は問題に対して「なんで?」とか「もっと具体的に」と問い続ける方法です
たとえば前回の「ビラ配りがめんどくさい」だったら
「ビラ配りの何がめんどくさい?具体的に」という問いかけを行います
実際に問いかけると
「ビラの作成がめんどくさい」「シフト組むのがめんどくさい」「人が集まらない」などが出てきました
なのでこの方法は問題点が抽象的な場合、具体化するために行う方法になります
2つ目はKJ法と現状問題構造ツリーを使う方法
KJ法とはBSで出てきた情報を似通ったものどうしでまとめていき、グループ化していく方法です
①で上げた膨大な数の問題点は結局のところある傾向にものがいくつかまとまっていてといった感じで最終的に数グループまでまとめることができるはずです
これだけでも十分な場合があるんですがここからさらに現状問題構造ツリーを作っていきます
現状問題構造ツリーとは、「ザ・ゴール2」にでてくる問題解決の手法です
いままで上がってきた問題点は何かしらで関係性があったりします
たとえば問題Aの原因・要因として問題Bがあり、またほかの要因として問題Cがあるなどです
もちろんA→Bの関係がストレートにいかないこともあります
そうなった場合はその間のステップを追加していきます
要因として足りなかった場合はそれも追加していきます
全ての問題点をツリーに組み込んで関係性を見ていくと全体としての根幹の問題点が浮き彫りになっていきます
この「根幹の問題点」が「最重要の問題点」になります
③最重要の問題点の提示
②で発見した根幹の問題点=最重要の問題点を提示します
つまりここで組んでる企画の目標としてはこの問題点の解決です
ただし注意してもらいたいのが②であげたのはあくまで「根幹の問題点」ということです
なのでこれが解決したらすべてがOKというわけではなく、次の問題の解決のための下地が出来上がったにすぎません
最重要の問題点というよりは「最優先の問題点」の提示ですね
④問題解決のための目標の設定
ここあたりが企画を作っていく折り返しかなと思います
今まではボトムアップ式に現状がこうだからこうなるといった感じに話が進んできました
ですがここからはトップダウン式に話を進めていきます
そのためのトップとして目標を設定しましょう
少し乱暴ですが目標の設定方法としては「③であげた問題が解決したとしたら、どんな状態?」というのを想定してみましょう
それが目標です
たとえば「部署間の連絡が希薄だ」だったら「部署間の連絡が密である」のような感じです
うん、雑ですね
しかし、目標が抽象的だとどれだけ達成したかどうかのフィードバックができないので
できるだけ具体的に文章化したほうがいいです
そういう意味では「部署間の連絡が密である」ではまだ駄目です
具体化する方法として数値で測れるようにしておくといいでしょう
「部署間の連絡が密である」だったら「密である」でなく「○日に1回、共有する機会を設ける」などです
ここで作った目標はこの企画の方針になります
今後実際に運営していくうえで常に確認し、何か動くときも念頭に置いたうえで「目標の達成につながるか」を考えましょう
⑤目標を達成するための戦略
ここから実際にどう動いていくかを考えていきます
トップダウン式に考えていき最終的に⑥の具体的行動にまでつなげていきます
基本的には目標ありきで考えていけばいいんですが
なかなかそれが難しいのかうまいことできない人が多いんですよね
なので今度は未来問題構造ツリーを使って考えていきます
この考え方は現状問題構造ツリーと同じように「ザ・ゴール2」からの引用です
未来問題構造ツリーの考え方のポイントとしては
「こういう状況ということはつまりこうなっているはずだよね」
というのを考えていくことです
「部署間の連絡が密である」の場合だったら
「部署間の連絡が密である」ということは
「各々の部署がほかの部署の情報を把握している」また「情報共有の機会がある」
など考えられると思います
「各々の部署がほかの部署の情報を把握している」ということは
すでに出てしまっていますが「情報共有の機会がある」ということです
また「常に閲覧可能な状態で各部署の情報が各々にある」だったり
枝分かれしていてもいいしループしていてもいいのでとにかく
「こういう状況ということはつまりこうなっているはずだよね」
を考えていきましょう
上から作っていき、下に到着したら逆から見れば目標達成に必要なハードル=小目標のルートになります
ここで作ったツリー=小目標群がそのまま問題解決への戦略になります
⑥戦略を遂行するための具体的な行動
⑤の未来問題構造ツリーはいくらでも下に下に続けていくことができます
しかし下に行くほど現れる小目標のハードルが低くなっていきます
④で出てきた目標やそのすぐ周辺のハードルはかなり高いですが
掘り下げていくうちに自分(もしくは組織)が超えることができるハードルが現れてきます
ここまで来ると「今自分は何をしなければならないか」が分かってきます
これが具体的な行動です
う~ん、まだ学生の身分だし企画を考えないといけない組織から卒業してからまとめたものなので
あまり実践できていないのが難点かな~と思います;;
あくまで参考なのでこれが絶対ではないと思いますので自分の中で噛み砕いてからいろいろ試してみてください
一応「企画ノート」が今後の実践の場のつもりでいろいろ考えていきたいかなと思います
それでは!!
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